こんばんは。
今回は耐震構法SE構法の基礎について。
なぜSE構法の基礎はゴツイのか?
それは、通常の木造住宅では必要とされていない基礎の構造計算し、
地耐力や地域特性などを総合的に判断して基礎設計してるからです。
通常の木造住宅の場合、基礎の幅は120ミリ~150ミリが一般的。
一方、SE構法の場合は170ミリと通常の木造住宅に比べ
20ミリ~50ミリも大きいことが分かる。
基礎幅が変わればコンクリートの数量も増えるし、構造計算費用も
かかる訳で当然コストアップですね、、、
因みに現在SE構法が採用している基礎構造計算がこちら↓
FEM解析と呼ばれるもの。
FEM解析(Finite Element Method :有限要素法)
解析により、建物に伝わる力を解析することで、
地盤に応じた強固な基礎設計を可能にしている。
さらに、これまでの木造住宅における基礎の構造計算では、
基礎梁と耐圧版それぞれにかかる建物の負荷を別々に
計算していましたが、SE構法では、大規模物件同様の計算手法を
取り入れ、基礎梁と耐圧版とを合わせて立体的に計算している。
これだけやれば、コストも上がります、、、
以上、今回は基礎の構造計算についてでした。
全棟、地盤と建物をつなぐ基礎から構造計算することで、家は倒れない。